脱カルト協会 公開講座「カルト問題の今後自由と人権の未来は?」行ってきた!
日時:2015年8月29日
場所:立正大学品川キャンパス
共催:東洋大学21世紀ヒューマン・インタラクション・リサーチ・センター
まず初めに「カルト」とは
マインドコントロールによって特定の信念を共有し熱狂的に活動して社会に有害をなす集団の事を意味します。
言葉の語源はラテン語の崇拝や礼拝の事です。カルトは宗派の正当性や争い問題などの宗教のこととみられがちですが、全く違います。
カルト問題についてわかった事
ごく一部の上位メンバーの目的達成の為に人権侵害をする集団であり、信者の私的な生活、財産を奪いマインドコントロールによって絶対的な服従を強制します。また外部(一般市民)の批判的な意見を封鎖します。そしてカルトは都合の良い宗教という装いをして政治、ビジネス、自己啓発など様々な領域にまたがって活動をしている事が特徴です。つまりマインドコンロールは人権侵害をする宗教団体だけでは無くビジネスや自己啓発、サイコセラピー、マルチ商法、政治運動などにも使われるのです。
カルトは人権侵害をする集団なので対策が必要であると言えます。
カルトに入らないようにする為に予防策、マインドコントロールの危険性の周知、脱会後のケアなどが必要です。
カルトは巧みな方法、正体を隠した勧誘や教育され結果として信仰を思った信者になってしまいます。マインドコントロールは、「カルト特有な価値観」の教えが何よりも価値のあるものと植付けされます。
監禁を伴う非常に危険な行為です。そして強烈な精神操作と心理操作です。時には薬などを使って行われる事もあります。人格を破壊させる大変危険な行為であります。また
自分だけの問題で済まず家族の苦悩を伴います。
両親はあなたが危険な宗教や団体に入信したと知ったらどう思うか考えたことありますか?
あなたが財産、労力、人生を奪われ、人を幸せにする為に身を粉にして活動した結果が本人の意図としない反社会的な活動に加担してる事を両親はどう思っているのか考えた事ありますか?(またはあなたの子供)
反社会的な活動をした結果周囲に与える被害は大きく、本人が失うものが大きいのです。
これ以上被害に遭わない為に市民運動によってカルトの危険性、法整備など啓発活動が必要あると思います。
麻薬対策の法律、暴力団対策の法律があるように社会にとって欠かす事のできないカルト対策の法整備も必要であると思います。
マンドコンロール罪というべき「無知、脆弱性不法利用罪」を市民活動を通して認知活動して行きたいと思っています。
※今もオウム心理教の信者が全国に1500人もいるそうです。信じられない現実です。
マインドコントロールは強烈だという事です。
出典:2015年度 公安調査庁調べ